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ツーバイフォー(2×4)工法とは

日本の住宅建築には、一般的に木造建築、鉄骨造建築、鉄筋コンクリート造建築、鉄筋鉄骨コンクリート造の4つの工法で建てられています。なかでも木造建築には、木造軸組(在来)造工法とツーバイフォー工法の2つの種類があります。このページでは、耐震性や耐火性に優れているツーバイフォー工法とは、どんな工法なのか、ツーバイフォー工法で注文住宅を建てるメリット・デメリット、ツーバイフォー工法と木造軸組工法との違いについてまとめて紹介しています。

ツーバイフォー(2×4)工法とは

建築基準法で「枠組壁工法」と呼ばれているツーバイフォー工法は「2インチ×4インチ」の角材で組まれた枠にパネルを貼った面材で、床、壁、天井の6面を組み合わせた箱で建物を支える工法です。箱を組み合わせた構造のツーバイフォー工法は、構造自体が揺れなど外から加わる力を分散させることで、耐震性を確保します。また、木造軸組工法と比べると部材の種類が少なく、造りが簡素化されていることで、あらかじめ工場で加工や組み立てができ、工期の短縮ができます。

ツーバイフォー(2×4)工法で注文住宅を建てるメリット

地震で発生する揺れに強い

ツーバイフォー工法は、「2インチ×4インチ」の角材で組まれた枠にパネルを貼った面材で、床、壁、天井の6面を組み合わせた箱で建物を支えています。この箱型の構造が、地震による横・縦の揺れを分散させることで、耐震性を確保します

耐火性に優れている

ツーバイフォー工法は、部屋の床や天井の内側に、水分率約21%以上の結晶が含まれた12.5mm以上の石こうボートが張られています。この石こうボードが火災の発生で上がる火で熱せられることで、結晶が熱分解をおこし、20分ほど水蒸気を発散します。この水蒸気で、火災が発生しても天井や壁の温度が上がりにくく、構造材に燃え移るまでの時間を稼ぐことができます。また、ツーバイフォー工法は、壁や天井の接続部に面材枠の角材があり、空気の流れを遮断し、酸素の供給を阻むことで、火の燃え広がりを抑えます。

省エネ住宅

6面体構造で造られているツーバイフォー工法の住宅は気密性が高く、優れた断熱効果があります。また、石こうボードが貼られ、内部には断熱材を施されています。さらに、各界の天井と床内部にも、断熱材や石こうボードが貼られ、建物全体を断熱材が覆っていることで、断熱効果に優れ、エアコンの効きがよくなり省エネにつながります。

遮音性に優れている

6面体構造で建てられているツーバイフォー工法住宅は、気密性にも優れています。また、建物の外壁が構造用面材や断熱材、石こうボード、外壁材などさまざまな素材を使って建てられていることで、建物の内外の音の出入りを抑え遮音性を高めています。

耐久性に優れている

ツーバイフォー工法で建てられている住宅は、JAS規格に基づいた水分率19%以下の乾燥した木材を使っています。また、床下の土壌には、あらかじめ防蟻剤を塗布した上で、地面に防湿シートを敷き込み、地盤から発生する水蒸気を遮断し、さらに、1階の床の立ち上げの木材には、腐食剤や防蟻剤の塗布など2重3重の対策が施されていることから、耐久性に優れています。

屋根裏空間の活用

ツーバイフォー工法で建てられた住宅は、屋根裏の構造がシンプルなので、屋根裏に収納スペースや屋根裏部屋などを造ることができます。

ツーバイフォー(2×4)工法で注文住宅を建てるデメリット

建築コストを削減できない

ツーバイフォー工法は、建築基準法の基づき、建築に使用する部材はJASやJISの適合品を使うように定められているため、建築に使う部材のコストの調整が難しいといったデメリットがあります。

デザインや間取りの自由度が低い

ツーバイフォー工法は、床、壁、天井の6面体の箱を組み合わせて、建物の強度を調整しているので、木造軸組工法のように、デザインや間取り、開口の幅などに制限があります。しかし、一方では、木造軸組工法より比較的大きな空間をつくることができます。

腐食やカビの発生リスクが高い

ツーバイフォー工法のメリットの気密性が高いことが、デメリットになってしまう場合があります。気密性が高い分、ツーバイフォー工法の住宅は、湿度が高い環境下や、雨漏りが発生した場合に、湿気が抜けにくく、カビの発生や木材の腐食につながることがあります。

在来工法(木造軸組み工法)との違い

ツーバイフォー工法は、コンクリートの土台に、2インチ×4インチの角材の枠に、パネルを貼った面材を組み、建物の強度を保ちながら建築を行っていきます。一方、木造軸組工法は、コンクリートの土台の上に柱を立てて、はりなどを水平に渡し、筋かいという斜めの材を入れ建物の強度を上げながら建築をしていきます。このように、どちらの工法も木材は使っていますが、建物の建築方法が異なります。

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